ここ最近、自分が酸っぱいものが好きだと言うことに気づいた。

と言うよりも、この年齢になるまで気づかなかった。

自分の好きなものとか好きなこととか、意外とわからないものだな、と思う。それは人と比べにくいからなのかもしれない。

先日、よく行く雑貨屋さん(ずっと雑貨屋さんって言ってたけど本当はセレクトショップだな、と今気づいた)で、期間限定オリジナルメニューの“はちみつ梅”ドリンクが出ていたので購入して飲んだ。

店主からは「結構すっぱいけど大丈夫?」と聞かれながら渡されたのだけれど、全然耐えられないような酸っぱさではなく、どちらかというとマイルドな方という印象だった。一緒に入っているはちみつのおかげかもしれない。

思い返してみると、冬に飲む温かい蜂蜜レモンのドリンクやレモネードが好きだ。C1000タケダとかキレートレモンとかも好きだし、実家にアセロラの木があったからかフルーツとしてのアセロラも、アセロラジュースも好きだ。

そして夏には決まって梅干しが食べたくなる。

母が梅干しをつけてくれることがあるのだが、母の梅干しほどすっぱい梅干しを私は知らない。とても酸っぱい。思い出すだけで奥歯の方から唾液が出てくる。

そういえば、あのセレクトショップでも梅干しを置いていて、店主のお母さんがつけたと言っていたので買った。とても酸っぱくて、実母の梅干しと似た味がした。懐かしい気持ちになって嬉しかった。

酸っぱさはエネルギーなのだと思う。

特に夏は酸っぱさのエネルギーが必要で、私はそれが大好きだ。